2019-01-01から1年間の記事一覧

MCT-2

○資本主義から金融資本主義への移行の必然性を考える。 マルクス資本論 GーW(pm+A)…P…W'ーG' W'ーG' 、ここでは、流通資本が関与することが抜け落ちているのだ。生産資本と流通資本は一体不可分である。商品をつくればその価値で売れて貨幣が手に入るのでは…

MCT-1

○資本論の現代資本論への再生 マルクスの資本論を、書庫から取り出し、現代資本論として再生活用したい。 マルクスの労働価値説に基づく価値論での論理手法を引き継ぐ。 一方で訂正と修正が必要な大きなポイントが2つあり、現実と理論の激しい乖離をきたして…

デフレ克服を!

根本原因は、労働分配率低下を食い止める、ナショナルセンターがないことなのですが、貧困化が進行しています。労使を合体する国には財政があり、予算があります。予算委員会で、揚げ足取り的な低水準の議論ではなく、4条国債の発行増による福祉財源の増加を…

資本論の考察-9

金融危機サイクルの前に、現代版資本論範式のマクロ的考察を試みる。 W(pm+A +m)ーW'*(pm2+A2+m2)ーW'(pm'+A'+m') において、 W(pm+A +m)ーW'*(pm2+A2+m2)ーG' のプロセスを踏んでみよう。G'で期末として締める。 なぜなら、G'ーW'(pm'+A'+m')は次期生産の…

資本論の考察-8

貨幣資本Gを再登場させる。 交換は等価交換である。 WーWは物々交換であり、ここに貨幣は不要であり、WーGーWは、交換に時間差がある場合の交換である。 又は交換が複数の交換者を媒介とした交換であり、それも時間差原因の範疇である。 貨幣が金属貨幣のよ…

資本論の考察-7

再度生産資本循環による拡大再生産の範式の精度を上げて考察を進めよう。 W(pm+A +m)ーW'*(pm2+A2+m2)ーW'(pm'+A'+m') なる生産資本循環が本質である。 生産資本→商品・流通資本→拡大生産資本 である。 ここに、貨幣Gは捨象できる。この循環を円滑に進める…

資本論の考察-6

GーW (pm+A+m)ーW'*(pm2+A2+m2)ーG' で、貨幣資本Gを生産資本Wへ、そして商品資本W'へ変態させると、生産資本W段階で剰余価値mを生み出すことができる。A労働力商品が介在するからだ。 しかし、それは商品資本W'へのm='分の価値増殖したものであるが、商品…

資本論の考察-5

GーW (pm+A+m)ーW'・(pm2+A2+m2)ーG' 価値論で一貫して展開してみる。 また、Gは目的ではなく経過点として捉え、できる限り捨象し、確立後に明らかにする。 まずは土台から固める。 資本主義は、まずW(pm+A)で生産資本を組成する。 pmは、天然資源、原料など…

資本論の考察-4

GーW (pm+A+m)ーW'・(pm2+A2+m2)ーG' を考えてみよう。 前のWは生産資本段階、WーW' のW'は商品資本にm分の価値増加が内在しているもの。 この商品資本は、市場で次期生産資本との交換をする為に、W'ーW' 即ち商品資本、生産資本交換を必要とする。それは生…

資本論の考察-3

・W' の換金活動を担う商業は、生産であり消費である。もし、' を超える支出で商業活動を行うなら、生産資本段階での剰余価値生産の意味は失われることになる。したがって生産資本との関係での商業活動はその範囲以内の発展にとどまる。本来なら生産資本で変…

資本論の考察-2

・流通は価値を生まない、が資本論、の謎である。 流通労働というものがあり、商業という業種が歴史的にしかも資本主義成立のずっと前から存在しているのに、価値を生まない、というからである。 私の問題意識は、GーW ーG、でもWーGーW でもGの問題、即ち貨…

資本論の考察-1

資本論は現代も尚光り輝いている。 しかし、資本主義の発達と共に、その経済学批判の対象物が拡大し、現在では光を照らす部分は相対的に小さくなり、古典として扱われる始末だ。 結論は、生産資本による労働価値増である剰余価値は、大半が流通資本に移転し…

市場経済システム-5

・マルクス主義を政治的に利用し、後進国革命が20世紀に発生し滅亡した。その多くはマルクスの資本論の解釈に問題がある。マルクスは市場による交換を否定していないどころか、商品からスタートして交換価値と使用価値の矛盾について述べている。 交換価値と…

市場経済システム-4

・市場流通経済が機能している社会にあっても、安全保障上の危険性がある場合に、利敵行為となる生産サイドの生産拠点を国外に投資して作ることは利敵行為となる。明らかに現中国は、スパイ活動も含め、自国利益のみを最大化する片務的半閉鎖的な国家生産活…

市場経済システム-3

・市場経済システムが、円滑に回っている間は、螺旋を描きながら経済成長できる。後付けながらGDP結果でそれは簡単に観測できる。 総賃金分の消費財生産需要分を競争生産しながら生産できるが、それ以上の生産は不良在庫となる。生産基地は、次第に淘汰され…

市場経済システム-2

・市場経済システムが経済システムの主流となると、その合理性により、受給バランスが素早くとれることで大量に交換流通されるが、その為には生産物量が多種で大量にある事が前提となる。 大量交換を支える大量生産が前提となり、発展して規模も拡大して、分…

市場経済システム-1

・自然人は、ロビンソンをみればわかる。 自らが労働し、労働分の有用物を手に入れ、それを消費して暮らすだけだ。 勿論消費財だけでなく生産財=道具類も労働で得て、労働生産性を高めるから、より短時間でより多い消費財を生産できるようにはなる。 自営業…