2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

資本主義を考える-12

・資本主義の終了 資本主義は終焉する。 それは、発生時に生産力の飛躍的増加をもたらす、生産手段の高度化により、機械化といっても良いのだが、人と道具の結合した生産手段の機能を、機械の操作労働による機械に大きく依存した機械と人の結合労働に変わる…

資本主義を考える-11

・ケネーの範式では、貨幣を捨象して考えると 生産階級は、20の農奴食糧と種籾と、100のうちの10、即ち1/10の固定資産減耗=生産手段との農奴の結合労働によって、10を減耗させながら 50の生産物を得る。 ここで得る20の剰余生産物は、農奴を監視収奪する借地…

資本主義を考える-10

・経済学の母、フランソワ・ケネーの経済表範式の資本主義発展による変化モデルの作成へ! ケネーの中世経済システムでは、支配階級の存続をかけた富国強兵の為に、また財政基盤となる税収、即ち農産物増産の為に、 不生産階級の生産性向上による貢献を時代…

資本主義を考える-9

・ケネーに戻ろう! 経済表範式での、生産階級=農奴は、50の生産物のうち、20を年前払いとしての農業生産で経費支出=中間消費=農奴の食糧や種もみなど。 10を原前払いとして固定資産減耗費して、 要は30を中間消費して50の生産物を生産する。 20の余剰生産物…

資本主義を考える-8

・結局のところ、科学技術進歩としての生産手段の主に機械化による圧倒的な生産力により資本主義生産システム導入にいたる。 道具使用労働=生産手段を私的所有している自営業者労働は、もちろん、その中で使用道具の優劣や努力即ち労働時間の長時間競争はあ…

資本主義を考える-7

・資本主義の発生過程を細かく考えた。 資本主義の発生の根拠は、生産手段の機械化、差別化による生産性向上で得られる労働時間短縮=人間労働主体の生産手段の機械操作労働への転化による短時間労働化による。 これは、(機械減耗費+操作労働)<人間労働費(+道…

資本主義を考える-6

・これまでの叙述をトータルするとどうか? 都市自営業者の平面的な均質的均衡経済社会は、それは自らの道具程度の生産手段により、自らの労働を生産手段とする生産物を分業という形で市場で自らの労働分との等価であたかも自らが全てを労働によって得たよう…

資本主義を考える-5

・パン製造業が独占段階になると、競争もなくなるから、他産業の資本主義化に資本が向けられる。 2つの流れが考えられるが、 まずは、他産業の、例えば機械製造や原料製造業を資本主義化することだ。資本を他産業に持ち出すことでパン製造業の時と同じ効果…

資本主義を考える-4

・3で、20人の自営業者生産が16人の生産になり、2人は機械製造と原料採取労働に移行し、2人は資本家に雇用される労働者と資本家の召使い労働者とに移行した。 要は直接のこの産業の生産者ではなくなった4人ー1=3人と、消費だけして労働しない資本家とに分化…

資本主義を考える-1

・社会的な需要総体は、社会的な分業的生産労働総体により得られる生産物の範囲から満たされる。 需要は、労働生産物から得られる生産物だけで無くサービスも含まれる。サービス労働需要もある、労働が価値を作るのだから。 レストランで食事を注文、商品と…