SNA国民経済計算-2
[ 2 ] 取引主体の分類
統計の体系として、取引主体を2つに分類する。
「経済活動別分類」と「制度部門別分類」だ。
1. 前者は、生産分析からの分類で、生産技術の等質性に着目した分類。事業所が統計の基本単位。
産業、・・・・農水業、製造業、建設業等
政府サービス生産者、
対家計民間非営利サービス生産者
に大別される。
2. 後者は、所得の受払や使用、資金調達や資産の運用で分類する方法。所得使用の等質性に着目、事業所を統轄した企業が基本単位。
取引主体は、
1.非金融法人企業
2.金融機関
3.一般政府
4.家計、個人企業を含む
5.対家計民間非営利団体、
5.は生協や農協などで省略できる規模だが。
の5制度部門に大別される。
現実には後者の制度部門別がよく使われる。