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通貨と国債

日銀は、日銀券即ちお札を発行するが、日銀は日本国政府の子会社であることで、政府発行通貨でもあるお札は、表券主義による通貨でしかない。それ自体に価値はない。

22円の経費で10000円札が製造できる。

では、発行すると9978円の発行益が日銀経由で政府に発生するのか?というとそうではない。正確にはわからないが、万札が価値あるものとして市場に投入されると、結果として貨幣価値が低下するインフレとなり、0を増やしながら、結局は無力な札束を大量生産し混乱生み貨幣価値信用を喪失することになるだけだ。だから、通貨発行は日銀の負債とするしかなく、政府の負債、債務証書として市中の国債や様々な金融商品との交換でこれを資産としながら市中に通貨を投入する。強いて言えば、引き換えに得られた国債金融商品の資産で得られる金利−通貨製造経費がシニョレッジ=通貨発行益になるはずだ。

国債発行は、通貨と異なり期限があり、金利がつくが、国が保証する債務証書である点では日銀券と同じである。税収は日銀が発行した日本円で行うことで発行通貨の債務は消滅できる。

政府の歳出は、税収と赤字国債の合計だが、歳出>歳入なら赤字国債が政府債務として残る。政府債務は清算の必要が迫られなければ借り換えしながら拡大しつつ先送りできる。金利負担だけでよい。金融市場に国債買取の余裕資金あれば、国内で国債を消化でき、他国に経済支配されることはない。現在の金融市場を混乱させずに税収以上の歳出を行うことは将来のインフレによらねば清算はできないが、清算の必要が迫られ、かつ現在の経済構造のまま、ということが前提の場合で、他に小インフレへの誘導や、民間に資金需要がでて税収が上がる、又は法人課税の増税社会福祉の見直し、などを政治的に進める力あれば将来のインフレは遠のく。日本の経済力とポピュリズム的な政治的貧困の総和が戦時でもない国債発行による歳出増を生み出している。官僚含む全てに対する甘さだが、ちなみに第二次大戦時の赤字国債は現代に換算すると4000兆円で、お札を印刷し負債としてではなく放出して支払いに当てた為超インフレとなり預金封鎖から新円切り替えで日本国民は資産を失った。そんなバカな戦争を抑えられなかった国民の民度は、今尚脈々と形を変えて続いているのかも。しかし、一方で焼け跡からその後に奇跡の経済発展し、資産形成しバブル経済に至る力を生み出した国民でもある。

だから今の国債総額の1000兆円から資産500兆円引いた500兆円の債務など大したことはないのかもしれない。資産の国有地を格安で学校用地に売却できる余裕のある国だしね。