2019-06-28から1日間の記事一覧

デフレ克服を!

根本原因は、労働分配率低下を食い止める、ナショナルセンターがないことなのですが、貧困化が進行しています。労使を合体する国には財政があり、予算があります。予算委員会で、揚げ足取り的な低水準の議論ではなく、4条国債の発行増による福祉財源の増加を…

資本論の考察-9

金融危機サイクルの前に、現代版資本論範式のマクロ的考察を試みる。 W(pm+A +m)ーW'*(pm2+A2+m2)ーW'(pm'+A'+m') において、 W(pm+A +m)ーW'*(pm2+A2+m2)ーG' のプロセスを踏んでみよう。G'で期末として締める。 なぜなら、G'ーW'(pm'+A'+m')は次期生産の…

資本論の考察-8

貨幣資本Gを再登場させる。 交換は等価交換である。 WーWは物々交換であり、ここに貨幣は不要であり、WーGーWは、交換に時間差がある場合の交換である。 又は交換が複数の交換者を媒介とした交換であり、それも時間差原因の範疇である。 貨幣が金属貨幣のよ…

資本論の考察-7

再度生産資本循環による拡大再生産の範式の精度を上げて考察を進めよう。 W(pm+A +m)ーW'*(pm2+A2+m2)ーW'(pm'+A'+m') なる生産資本循環が本質である。 生産資本→商品・流通資本→拡大生産資本 である。 ここに、貨幣Gは捨象できる。この循環を円滑に進める…

資本論の考察-6

GーW (pm+A+m)ーW'*(pm2+A2+m2)ーG' で、貨幣資本Gを生産資本Wへ、そして商品資本W'へ変態させると、生産資本W段階で剰余価値mを生み出すことができる。A労働力商品が介在するからだ。 しかし、それは商品資本W'へのm='分の価値増殖したものであるが、商品…

資本論の考察-5

GーW (pm+A+m)ーW'・(pm2+A2+m2)ーG' 価値論で一貫して展開してみる。 また、Gは目的ではなく経過点として捉え、できる限り捨象し、確立後に明らかにする。 まずは土台から固める。 資本主義は、まずW(pm+A)で生産資本を組成する。 pmは、天然資源、原料など…

資本論の考察-4

GーW (pm+A+m)ーW'・(pm2+A2+m2)ーG' を考えてみよう。 前のWは生産資本段階、WーW' のW'は商品資本にm分の価値増加が内在しているもの。 この商品資本は、市場で次期生産資本との交換をする為に、W'ーW' 即ち商品資本、生産資本交換を必要とする。それは生…

資本論の考察-3

・W' の換金活動を担う商業は、生産であり消費である。もし、' を超える支出で商業活動を行うなら、生産資本段階での剰余価値生産の意味は失われることになる。したがって生産資本との関係での商業活動はその範囲以内の発展にとどまる。本来なら生産資本で変…

資本論の考察-2

・流通は価値を生まない、が資本論、の謎である。 流通労働というものがあり、商業という業種が歴史的にしかも資本主義成立のずっと前から存在しているのに、価値を生まない、というからである。 私の問題意識は、GーW ーG、でもWーGーW でもGの問題、即ち貨…

資本論の考察-1

資本論は現代も尚光り輝いている。 しかし、資本主義の発達と共に、その経済学批判の対象物が拡大し、現在では光を照らす部分は相対的に小さくなり、古典として扱われる始末だ。 結論は、生産資本による労働価値増である剰余価値は、大半が流通資本に移転し…